脚本家、大石 静さんのテレビ衰退の三つのエポック

彼女の「脚本家の仕事」と題目の話を聞いた。
僕も広告業界にいた人間だから彼女の高名さは知っていた。
話の内容は社会学的心理学的で実に面白かった。
自分も他の聴衆も「セカンドバージン」などは見たこともないが。

僕は映画やドラマシリーズには近い人間であったが、TVで見たのは
「ソプラノス」「プリズンブレーク」などHBOものばかり。

彼女は昔は舞台女優だったそうで、小奇麗な感じを
受けた。そして何よりも年に負けないロマンチストだと。

本音としてTV界は
①リモコンが出た、チャンネルをカチャカチャする、②911(2001)リアリティには敵わない、③311(2011)曖昧さ、センチメンタルに走るなどは徐々に社会に迎合して、
「戦国を駆け抜けた青春群像」を描きたいのに西田 敏行が家康役で
出て来たりと幼稚なメディアになったと嘆いていたが。

これからはオリンピックとパラリンピック、豊洲移転、災害など
などを車輪で走るのではないか???ドラマどころでない。

脚本家として我々に語りかけて呉れたのは、
「常識の向こう側にあるもの」を追求しろというような励ましで
この言葉は心に来た。
やはり言葉で表現するのが上手な人だと。
常識や規制の中だけで生きて来た人間には理解できぬ概念だろうが。