映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史(1981年)

映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史

WOWOWで始まった“映画ドラえもん”のハイビジョン一挙放送全37作品を頑張って追いかけてみようと、せっせとエアチェック…初放送作品は土日に集中して行われるので、現在、手元にあるストックは4作目まで…さすがに1作で1枚ディスクを消費するのはもったいないので、適宜、放送画質のDRモードとHGモードを使い分けて1枚に2作ずつ、順番にコレクションしていく予定。そんなわけで、昨日鑑賞の「のび太の恐竜」と同じディスクに焼いた「映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史」を続けて見てしまう…画像拝借とタイトルリンク先はAmazonの配信版。

ある晩、就寝中ののび太の前に、地球外の生き物チャミーが現れた!チャミーは、ひょんなことからのび太の部屋と繋がってしまった、遭難中の宇宙船から食料を探しに来たのだ。チャミーの案内で、宇宙船へ。そこでコーヤコーヤ星の少年ロップルとも知り合うのび太とドラえもん…ドラえもんの道具のおかげで、宇宙船は無事にコーヤコーヤ星に戻ることができた。以降、ロップルの家族と交流を深めるのび太たち。新しい遊び場ができたと、ジャイアンたちも呼び寄せるのだが、その前に、コーヤコーヤ星の資源を狙う悪徳企業ガルタイト鉱業が現れ…。

これ、唯一…子供の頃に“映画館で見たドラえもん映画”かもしれない…まだオイラが幼稚園くらいの時だと思うんだけど、春休みに“同年代の従兄”が遊びにきてまして、オイラの兄貴が、映画へ連れて行ってくれることになった時に、この映画をチョイスしたんですよ。オイラ的には、同時期に公開していた劇場版ガンダムを見に行きたかったんだけど…“お客さんの意見優先”ということで、しぶしぶドラえもんで妥協したと。結果的に、このドラえもんもそれなりに面白くて、子供心に大いに楽しめた思い出は残ってる…で、この話がどこに繋がるかというと…。

この「宇宙開拓史」のメカニックデザインを担当していたのが、何を隠そう“ガンダム”で有名な大河原邦男センセイだったんですね…ドラえもんもやってたのかと、後に驚くのであった。そういえば…どこかタツノコプロのタイムボカンシリーズにも通じるメカデザイン…悪党たちが乗っている宇宙戦艦ブルトレインから、ゴス、メスっていう悪役のザコキャラが下りてくるところなんて、今にも“びっくりどっきりメカ”とか出てきそうな雰囲気だったもんな。絵柄はあくまで“漫画的”ではあるものの…冒頭から派手なメカアクションなど、当時の“SF流行り”な影響がよく出ている。

地球から遠く離れた宇宙の宇宙船と、のび太の部屋の畳の下が繋がってしまうという…いかにもな設定こそ“ドラえもん”らしいご都合主義だが、のび太の特技である“居眠り”や、気を失った時に…本作のゲストキャラであり、もう1人の主人公とも呼べる少年ロップルの視点がスイッチ、というか視点が同期してしまうという見せ方も、SF的であり、よく考えられている。何をやってもダメなのび太が、映画では“ヒーロー”になるという構図が、1作目以上に顕著になっており、その後の劇場版の方向性もこのあたりで決まっていったのかなぁなんても思う。

クライマックス、敵の鉱山に潜入する際に…ドラえもんの秘密道具で“大きな岩に偽装”して、コロコロと転がるところを見て、「レイダース/失われたアーク」の冒頭で大きな岩がゴロゴロと転がってくるとことか、そもそも鉱山内のあれやこれやに、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」のトロッコの活劇を重ね合わせてしまったのだが、実は「レイダース/失われたアーク」がアメリカで公開されたのはこの映画の3か月、日本公開は9か月後である事実…「のび太の恐竜」でも「ジュラシックパーク」の先取り感があったが、まさかスピルバーグがパクった?(笑)


監督:西牧秀夫
出演:大山のぶ代 小原乃梨子 野村道子 肝付兼太 たてかべ和也 加藤正之 千々松幸子 菅谷政子


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DVD 映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史







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