映画ドラえもん のび太の恐竜(1980年)

映画ドラえもん のび太の恐竜

劇場での新作公開に合わせるかのように、この間の土曜日から、WOWOWで“映画ドラえもん”のハイビジョン一挙放送が始まる…えっ、全部で37作品?昨年の“コナンくん”よりも本数が多いじゃねーか!なんか途中で飽きそうだよね…でも、早めに見ておかないと、どんどんたまっていきそう(録る気満々じゃねーか!)子供でもいるならまだしも、まぁ、金出してまで“今さらドラえもんの新作”はないかなって感じだけど…WOWOWだったら、頑張って追いかけてみるか?久しぶりに“のぶ代”の声も聴きたいし…ってことで「映画ドラえもん のび太の恐竜」を鑑賞。

スネ夫から恐竜の化石を見せられたのび太は…つい“恐竜丸ごとの化石を発見してみせる”と宣言してしまい、ドラえもんに泣きつくのだが、さすがのドラえもんも協力できないと拒絶。仕方なく、自分で崖や地面を掘り返していたのび太は、偶然、卵のようなものを発見。ドラえもんから借りた“タイムふろしき”を使うと…それは本当に恐竜の卵だった。やがて、卵から孵ったフタバスズキリュウの子供にピー助と名付け、自分で育てることにしたのび太。しかし、ピー助が予想外に成長。これ以上、隠しておけなくなってしまい…タイムマシンで白亜紀に帰すことに!

忘れてたけど…Amazonから拝借した画像とタイトルのリンク先は配信版(プライムで無料配信中)…DVD版も出てるんだけど、期間限定スペシャルプライス版のダサいジャケしかなかったので、あえて配信版の方をチョイスしてみました。えーと、記念すべきドラえもん映画の1作目…オイラも幼い頃に何度かテレビ放送で見た記憶がある、超有名なエピソードである。っていうか、幼少時にこれを見ているから、古今東西、実写で作られた、動物やモンスターと主人公が交流するベタ映画は“みんな似て見えて”しまうという、けっこう罪作りな映画かなと(笑)

あらためて、大人目線でこの「映画ドラえもん のび太の恐竜」を鑑賞してみると…何が素晴らしいって、“子供に飽きさせないため”に、やたらとテンポがいいという点である。映画が始まって、10分で…のび太が恐竜の卵を自力で掘り当て、さらにはそれが本物の卵で、たとえ“ドラえもんの秘密道具を使う”というご都合主義があっても、無事に恐竜が卵から孵るところまでを、一気に見せきっちゃうんだよね。やっぱり、30分枠の中で2エピソード見せる、テレビ版の素地があってこそのこのテンポなのかななんても、今さらながらに思ったりもする。

子供の頃はあまり気にせず見ていたが…“しずかちゃんのサービスカット”もやたら多くて(笑)ドラえもん、侮るべからず。思わず…むかし「ボキャブラ天国」で流れた“ あんな娘といいな デキたらいいな♪”の映像と言い回しが頭の中でリフレインしてしまう。のび太が、こそっと恐竜を飼って、コミニケーションをはかるという基本ストーリーは、今だとハリウッド映画「ウォーター・ホース」(2007年製作)とそっくりで、他にも同じタイプの映画は“ごまんとある”のだが…大活躍するティラノサウルスなんかは、「ジュラシックパーク」の先取り感もあったんだなと。

逆に、白亜紀で長時間過ごしても、タイムマシンで元の時間に戻れば大丈夫…というのは「ナルニア国物語」だなと。有名なハリウッドの実写版が作られたのは2000年代に入ってからだけど、原作はそれ以前からあったものだし、ちょうど「のび太と恐竜」が公開された1年前に、海外でテレビアニメ版「ナルニア国物語 ライオンと魔女」が製作されており、もしかしたら影響を受けてるのかななんて勘繰りたくもなった。子供の時には気づかなかった色々な発見があってけっこう楽しめる…もちろん、冷静になるとツッコミや粗など気になるところも目立つけどな。

ひみつ道具で、恐竜をでっかくしたり、小さくしたり、ついでに成長も促進させたり…忙しいな。ポケットに入れた小さいピー助を遠くから見つける覆面の男の視力がパネェ!そういえば、しずかちゃんがとってもいい事を言ってました…“行きがかりで嘘をつくことって誰にでもあるけど、いつまでも強情を張り続けるなんて、男らしくないと思うわ”と…。いや、劇中ののび太は決して"嘘つき”ではないんですけど、今、この時期だと、しずかちゃんの"一般論”がやたらと心に響く…永田町あたりにいる人たちに、ぜひ、このしずかちゃんの言葉を届けたいですね。


監督:福冨博
出演:大山のぶ代 小原乃梨子 野村道子 肝付兼太 たてかべ和也 加藤正之 千々松幸子 横沢啓子


【配信版とDVDはこちらです】
配信 映画ドラえもん のび太の恐竜
DVD 映画ドラえもん のび太の恐竜







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