バスケットケース(1982年)

バスケットケース

2月も続行することが決定、スターチャンネルの特別編成、タダでまるまる一本、映画本編を放送する“映画をもっと”でエアチェックしておいた「バスケットケース」を鑑賞…ホラーファンの間では人気のあるカルトな1本で、キングレコードが展開するソフトレーベル“死ぬまでにこれは観ろ!”のラインナップにも入っている。ホラーが苦手だった昔は、レンタルビデオショップに置いてあったVHSのジャケットを見ただけで…“キモッ、怖っ”って思ったりもし、今まで率先して見直す機会もなかった。大人になってこの手の旧作ホラーを見るとけっこう新しい発見がある。

ニューヨークの一角、大きな“バスケットケース”を大事そうに抱えた青年ドウェインは、安ホテルに部屋を取り宿泊。そして、調達した食事を“バスケットケース”の中に放り込むと、中から大きな咀嚼音が!いった中には何が入ってるのか?翌日、ドウェインは同じように“バスケットケース”を持ったまま、ニードルマン医師の診療所を訪れるが…。幼い頃のドウェインは、頭部と両腕しかない異形の姿の兄ベリアルと繋がったシャム双生児だったのだが、無理やり手術を受けさせられた過去があり、それに加担した医師の元を訪ね歩いていたのだ!その目的は?

昔はマジで“トラウマになる”ほど怖いと思ったはず、シャム双生児の片割れ、お兄ちゃん“ベリアル”のビジュアルも…今見ると、なんだか「ゴーストバスターズ」に出てきたジャガイモみたいなおばけ“スライマー(アグリー・リトル・スパッド)”にも似ていて(笑)…“ベリアル”の活躍するシーンになると急に“ストップモーションアニメになる”という、年代を感じさせる撮影手法が、さらにほのぼの感を演出…こんなにも愛くるしいキャラクターだったのかと、今さらながらに実感するのでした。大人目線で見ると、そんなに“怖い”映画でもなく…ちょっと拍子抜けした。

ただ、さすがカルト映画といわれるだけあり…話がつまらないわけじゃない。っていうか、この頃のホラー映画のアイデアというのがやっぱり素晴らしく、こちらの予想を超えた、かなり突拍子もない展開をしてくれるから、物語にグイグイと惹きつけられるものがある。前半は…いったい“バスケットケース”の中に何が入っているのか?という、ホラーの定番ともいうべき見せないで引っ張る演出が効果的。劇中、主人公以外の登場人物が、みんながみんな興味を抱き“何が入ってるんだ?”と訊ねるんだけど…主人公ははぐらかす。ホント、早く見せろよってなるよね。

そしていざ、ベリアルの正体が判明してからの暴れっぷりが、ツッコミを入れたくなるんだけど面白い。どこに隠れた、そこだったか…とか。主人公といい雰囲気になる、病院の受付嬢をやってる金髪娘なんかも…そんなに可愛いとは思わなかったんだけど、ベリアルと絡むことで存在感を発揮してくね、「おっぱいバレー」の仲村トオルが発してた台詞じゃないが、思わず“ナイスおっぱい”と声をかけたくなる。一転、クライマックスがやっぱり一番の衝撃か?主人公があそこまで悲惨な末路を迎えるとは…何もかも切なすぎ。あのやりきれない余韻がたまらん。


監督:フランク・ヘネンロッター
出演:ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック テリー・スーザン・スミス ビヴァリー・ボナー ロバート・ヴォーゲル


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