ハーモニー(2015年)

ハーモニー

なんとか、年を越す前にもう1回、更新ができました…え~と、もうすぐ2017年も終わりですね。ウチのオカンは“知らない人ばっか”と文句をたれながらもNHKの紅白歌合戦を見てますが…アニオタのオイラ的には、昨年から“水樹奈々も出なくなっちゃった”し、本当にもうどうでもよくなっている。というわけで、WOWOWでの一挙放送でエアチェックした“Project Itoh”の続き「ハーモニー」を鑑賞。鑑賞済みの「屍者の帝国」を含め、全3作あるどの作品もみんな、スタッフや制作アニメスタジオは異なり…本作では劇場アニメ版「ベルセルク」のSTUDIO 4℃が担当。

“大災禍”と呼ばれる世界的な混沌から復興した近未来…社会は極端な健康志向と調和を重んじた超高度医療社会になっていた。WHO螺旋監察官の霧慧トァンは平和維持活動の最前線で任務にあたっていたが、問題を起こして、強制的に日本へ送還されてしまう。日本に戻ってきたトァンは、学生時代の友人・零下堂キアンと再会し、一緒に食事をするのだが…キアンがトァンの目の前で自殺を図ってしまう!実は同時多発的に世界各地で同じような自殺事件が発生しており、その背景に13年前に自殺したはずのトァンの親友・御冷ミァハの影がチラつく…。

先に見た「屍者の帝国」はこれでもかってくらいの娯楽要素が詰め込まれた一級のエンターテイメントであったが、本作「ハーモニー」は、良くも悪くもけっこうガチなSFでして…ぶっちゃけ、かなり小難しい。オイラなんか「ブレードランナー」(今年公開の「2049」含む)よりも難しく感じたよ。まぁ、「屍者の帝国」の方は、原作者の伊藤計劃が亡くなってから、別の作家が後を継いで作品を完成させたという経緯もあるので、もしかしたら本作の方が本来の伊藤計劃という作家のテイストなのかもしれませんね、原作未読のオイラはそのあたりはちょっと判断できないけど。

ただし、小難しい設定や理論でSFらしい武装はしているものの…中身は“集団自殺事件”を追いかける捜査官の話というミステリー仕立てでして、ストーリーが追いかけられないほどではない。「屍者の帝国」でも押井守っぽいなと感じた部分があったけど、アプローチの仕方なんかは「イノセンス」だよねって思ったし。本作でも人間の魂の話だったもんね。既に死んだと思われている人物の犯罪を立証しようと追いかけるところも押井さんの劇パト(1作目の帆場暎一)みたいだったかな。あとは、「屍者の帝国」がBLだったら、こちらは百合だったてことですよね。

SFという観点で見ると、まぁ、興味深く見れることは見れるんだけど…アニメ映画として比較してしまうと、やっぱり「進撃の巨人」でノリに乗っていたWIT STUDIOが手掛けた「屍者の帝国」の方が繊細さを感じ、ビジュアルの面白さもあった。まぁ、この辺は好みの問題でしょう…なかむらたかしさん(監督)やSTUDIO 4℃らしい、淡白でのっぺりした“画”が好きな人もいるだろうし。確かに小難しいSFには、萌え要素より、こういう無機質な感じの方がマッチはしてるんだろうけど…「屍者の帝国」と続けて見ちゃっているので、自分は味気なく感じちゃったんですよね。

そんなわけで…今年も1年間、お世話になりました(お前のお世話なんかしてねーよ!って人も多いかもしれませんが)…年内の更新はこれが最後になります。そういえば、年末はぜんぜん劇場鑑賞する機会がなかった…15日に初日鑑賞した「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」で打ち止めだったよ。いや~オイラの守備範囲のシネコンでは、年末年始のお正月映画って、ろくなもんやってねぇ~し。まぁ、5日まで我慢すれば「キングスマン:ゴールデン・サークル」の公開が始まるので、たぶん新年一発目の劇場鑑賞はコレで決まりだろうなって感じですけどね。

今日これからまたは元旦以降の予定は…年越しそばを食べながら、NHKのBSプレミアムで朝まで「あけおめ!声優大集合」を見る!それから、年内に見きれなかった“Project Itoh”の残り1本「虐殺器官」の鑑賞だな。そういえば、配信映画が100円ポッキリでレンタルできるAmazonビデオナイトが本日限定で実施中なのでまた1本くらいポチっておくかもしれない。年を越せば…あと残り日数が20日くらいになっちゃっうので、「ブライト」目当てで有料契約したNetflixも率先して使わなければ。なんだかんだで忙しいなぁ…それではみなさん、よいお年を!


監督:なかむらたかし マイケル・アリアス
出演:沢城みゆき 上田麗奈 洲崎綾 榊原良子 三木眞一郎 森田順平 チョー 大塚明夫


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