チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃〜感想・考察・評価

セガのスマートフォン向けオンラインカードバトルRPGが原作の作品。

ゲームの第1部第10章に該当する部分を、義勇軍が黒の軍勢に敗れた世界として描かれるとの事。

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作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。

チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃〜感想考察評価
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作品の詳細

チェインクロニクル ヘクセイタスの閃
出典元

公式サイト

チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃〜あらすじ

最果ての大陸・ユグドは、突如現れた暗黒の魔物たち「黒の軍勢」によって滅亡の危機に瀕していた。
大陸にある六つの国をまとめる盟主・聖王は斃れ、王都も陥落。
人々の心を絶望が支配したその時、一人の名もなき戦士・ユーリが義勇軍を結成して立ち上がった。
(引用:公式サイト・STORYページより)

スタッフ詳細

  • 原作:セガ
  • 監督:工藤昌史
  • シリーズ構成:待田堂子
  • 脚本:待田堂子
  • キャラクターデザイン:工藤昌史
  • 音楽:甲田雅人
  • 製作会社:テレコム・アニメーションフィルム グラフィニカ
  • 製作:チェンクロ・フィルムパートナーズ

主要キャラキャスト詳細

  • ユーリ:石田彰
  • アラム:山下大輝
  • フィーナ:佐倉綾音
  • ピリカ:内田真礼
  • カイン:豊永利行
  • マリナ:内田彩
  • ミシディア:今井麻美
  • ユリアナ:小岩井ことり
  • ブルクハルト:川原慶久
  • アインスロット:長谷川芳明
  • エイレヌス:沼倉愛美
  • 黒の王:大塚明夫
  • シュザ:緑川光

チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃〜公式PV

気になったキャラ・セリフ

『運命だろうとなんだろうと、それを決めるのはお前じゃない。それを決めるのはこの世界に生きる俺達だ。』

主人公のユーリのセリフ。

ただ単純にかっこいい。

ただ、このセリフを言った相手である黒の王にあっさりと負けるユーリwwww

ただ単純にかっこ悪いwww

かっこいい事を言うならば、行動が伴わないといけないという事を改めて認識させてもらえた。

第1話の感想・考察・評価

セガのスマートフォン向けオンラインカードバトルRPGが原作という事だけど、アニメ化までされるんだからかなり人気のあるタイトルなんだろうね。

正直スマホでゲームを一切しない俺としては、ゲームの流行り廃りがまったくわからないww

だがしかし。

アニメ化されるのであれば、アニメを視聴するかどうかの判断はするでしょw

個人的にファンタジー系の作品は好きな部類に入るので、まずは公式ページとwikiを確認。

まずここで視聴するかどうかの第一判断を下している人も多いと思う。

キャラデザとかイントロダクションを見て、どんな話しなのか見て興味をそそられるかどうか重要だからね。

魔物の軍勢に主人公とその仲間たちが挑むという世界観は、テンプレ的王道ファンタジー。

これだけだと、その他大勢の作品の中に埋もれてしまう気もするけど、この作品で興味を引かれたのが、主人公達義勇軍が魔物の軍勢に挑んで敗れたらという世界が描かれるとあった事。

このシチュエーションて、どこかにありそうでなかなかに無かったんじゃないだろうか?

ファンタジーに限らず、SFも含めて、善と悪のキャラクターが登場する場合は、善のキャラが悪のキャラに挑んで勝利するまでを作品の中で描くと思う。

日本人は、水戸黄門や大岡越前等の時代劇や、過去のアニメ作品を見てもわかる通り、作品の作り方として善が悪を倒す勧善懲悪的なストーリーは好きな民族だと思う。

勧善懲悪はエンターテイメントの基本形なんだろう。

チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃〜は、この基本形をまず崩してきている事が、他作品に無い要素。

元々ゲームが原作という事は、ある程度固定のファン層がついている作品であるかもしれないけど、これだけアニメ作品が季節毎に世に出る現状で、他作品に無い要素をどれだけ盛り込ませるかという事が、ヒットを狙う上で重要だと思う。

まず設定に興味を持った。

概要的設定以外に肝心なのは、キャラクターの個性と世界観を生かす為の細かい設定。

これに関しては、主人公の仲間に妖精や、敵に王都を陥とされた王女の他に、作品タイトルの「チェインクロニクル」という書物が存在していたりと、ストーリーの肉付けとしていろいろとな物語の発展を見込める要素を感じた。

ヒロインが記憶喪失で「チェインクロニクル」を所持しているけど、この本がどんな能力なのか、謎な部分があるのでそれも気になる要素の一つ。

公式ページとwikiを確認した時点で、作品に対してなんの予備知識も持っていない俺としては、いくつもの興味を持てる部分があった。

ここまでくると、次はアニメのクオリティが気になる所。

ファンタジー作品で大事なのはバトルの描写ですわw

PVを見た限りでは、主人公のユーリが黒の軍勢に挑んでいるのに、スピード感あふれる太刀筋と、敵の魔法と思われる攻撃の迫力はかなりのクオリティの高さを感じた。

これはバトルシーンで興奮できるような描写がかなり期待できるのではないかとw

ここまで来ると、まぁ視聴するでしょwwwww

という事で視聴を開始。

最初に少しだけナレーション入るけど、声が敵役の黒の王をやっている大塚明夫さんだった。

善と悪が分かれている作品で、ラスボス的なポジションのキャラクターを演じている人がナレーションをするのは個人的に違和感を覚える。

ラスボスのプレミア感がなんとなく薄まってしまうのは気のせいだろうか?

と瞬間的に感じたけど、よくよく考えたら、この作品はそのラスボスに負ける世界を描くという事だし、もう冒頭の戦闘シーンから黒の王の玉座前まで主人公達がやってきっちゃってる段階。

敵の親玉がすでに目の前ww

のっけから黒の王が登場してしまうんだから、プレミア感もくそもないかとww

冒頭シーンの戦闘で、PV通りのスピード感あふれる主人公の太刀回り、他の大軍勢に向けて放たれる魔法が、引いた絵で描かれて三次元的に空間の全体像が把握できる描き方等、魅せ方として作品に引き込んでくれる出来

でもって義勇軍側の押せ押せムード。

ここまでは戦闘描写もいいし、いきなり物語のクライマックスwwww

と、いい感じだったのに…

あれ?

主人公あっさり黒の王に負けてるwwww

ユーリが弱いのかと思いきや、黒の王が強いのかな。

オープニングに入る前にこれだけのシーンを見せられるとは思わなかった。

クライマックスからの主人公惨敗ってww

負けるとわかっていても、普段勧善懲悪ストーリーに慣れている身としては、なかなかに斬新。

戦闘描写のクオリティが高い分、見る側としては拍子抜けというか、「負けるんかいとww」という言葉が出そうになるww

そこにギャップが生じて、作品冒頭のつかみとしてはかなり引き込んでくるものがある。

でもって敗北からのオープニングってwww

作品上にギャグ的な要因が無いから、ちょっと笑けてしまったw

でも、これは逆に新しさを感じた。

大真面目に王道ファンタジーが描かれているのに、まさに最終決戦的な状況で主人公が負ける

これはいかにファンタジー作品で、主人公が最終決戦でボスに打ち勝つという作品をこれまでに多く接してきたかという事のあらわれなんだろうと思う。

逆転の発想で、物語の終わりを最初にもってきて、尚且つありがちなハッピーエンドではなくバッドエンド的にもってくる事で、その後のストーリーに見る側に興味を持たせる事に成功するように作られていると感じた。

きっとこの冒頭の黒の王との戦闘までに、主人公達は紆余曲折を経ていろんな苦労を重ねてやっと辿り着いたんだなというのが、オープニング明けの登場人物達の悲壮感出てるっぷりに感じたよ。

ゲームの方ではこの紆余曲折を描いている作品なのかな?

ゲームにしろ、漫画にしろ、ラノベにしろ、事アニメ化という事になると、あらかじめストーリーは決まっているわけだから、原作を知っている人にとっては、ストーリー展開という事ではアニメはそれ程楽しめない。

ストーリー展開以外の楽しみを見出さなくてはいけないわけだけど、この作品に関しては、ゲームをプレイした人でも楽しめるのが特殊な作品ではなかろうか?

原作では描かれていない展開のアニメ化という事で、チェインクロニクルというゲームのif作品という印象を受ける。

話を戻して、ユーリと仲間たちの帰還している描写は、完全に戦国時代の落ち武者そのもの。

また、それを見た農民のユーリ達への辛辣な言葉は、自分達の為に命を懸けて戦った人間に対してよくもそんな事を言えるなという言葉。

人間の自己中心的なモノの考え方と、心の弱さが描かれていて、ヒューマンドラマ性まで感じれる程。

主人公も抜け殻になってる。

王道ファンタジー作品で魔物の軍団に人間の主人公が負けると、こういう状況が待っているのねと、こっちもこの世界の人達に同情してしまうくらいつらい状況。

ちょっとこれはこれまで考えた事がなかった。

そんなどうしようもない感じにテンション下がってる主人公一行の前に新たなキャラクターが登場して、戦闘を共にするまでが1話で描かれている。

この新キャラが主人公パーティにとっていい活性剤になってくるんだろうね。

正直、先が気になる作品

作品のリズム的に、冒頭のクライマックスからのテンション最高潮を経て、一度テンションを下げて、最後で上げぎみになる。

アニメ作品の1話の作り的に冒頭で視聴者のテンションを上げさせておいて、一旦落ち着かせてからのラストで上げてくるというのが最近は定番になっているように思う。

いかに視聴者を作品に引き込むかという事を考えると、この流れになるのも頷ける。

チェインクロニクルもこのリズムにあてはまるんだけど、落ち着かせる部分で、テンション下がり過ぎるwww

その分、ラストにまた戦闘をもってくる事で、視聴者のテンションを上げる際の上下のふり幅を大きくする事ができていると思う。

これは1話の引きとしては、2話に繋ぐという意味でかなり大きな効果があるのではないだろうか?

上下のふり幅が大きければ大きい程に、キャラクターが生き生きとしてきて、見る側としてもより引き込まれてしまう。

ただでさえ、黒の軍勢に義勇軍が敗北して、主人公達は今後どのようにして態勢を立て直していくのか気になる所なのに、大きくテンションをあげられてしまっては、次見るよとなるでしょwww

原作の知識が無い俺としては、チェインクロニクルがどんなものなのか、主人公やヒロインをはじめとする登場人物の人間関係がどういったものなのか、まだまだ謎だらけで気になる点がいっぱいある。

それでいて、このストーリー展開としては、これまでにない新しいものを感じるし、作品内のリズムの取り方もうまい

そして何よりも、迫力とスピード感だけではなく、主人公の視点に切り替わって描かれたりする戦闘描写でも楽しめそうな期待が持てる点。

これらを考えると、かなり楽しめそうな作品ではないかなと思う。