幼女戦記感想・考察・評価

幼女戦記について書きます。

エンターブレインから刊行されているライトノベルのアニメ化作品。

幼女が戦闘をする戦記物で、シリーズの累計は2016年12月の時点で100万部を突破しているとの事。

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作品を見ての感想や考察、個人的な評価を書いてます。

幼女戦記感想考察評価
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作品の詳細

幼女戦記
出典元

公式サイト

幼女戦記あらすじ

金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。
航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は何事もなく無事に終わるはずだった。
しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。
協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。
戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、協商連合軍による奇襲が発生し、ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。
多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。
何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。
“其れは、幼女の皮をかぶった化物――。”
(引用:公式サイト・イントロダクションページより)

スタッフ詳細

  • 原作:カルロ・ゼン
  • 監督:上村泰
  • シリーズ構成:猪原健太
  • 脚本:猪原健太
  • キャラクターデザイン:細越裕治
  • 音楽:片山修志
  • 製作会社:NUT
  • 製作:幼女戦記製作委員会

主要キャラキャスト詳細

  • ターニャ・デグレチャフ:悠木碧
  • ヴィーシャ:早見沙織
  • レルゲン:三木眞一郎
  • ルーデルドルフ:玄田哲章
  • ゼートゥーア:大塚芳忠

幼女戦記公式PV

気になったキャラ・セリフ

『軍隊とは組織、組織に必要なのは規則だ。』

主人公ターニャ・デグレチャフの部下に対するセリフ。

組織に必要なのは規則。いや~ごもっともですわwww

人間決まりがないと基本的にダラケますからな。

こんな事は誰でもわかりきっていると思える事なんだけど、これを幼女に言われると、なんかギャグとして受け取ってしまうのは俺だけだろうかw

第1話の感想・考察・評価

個人的に大好物の戦記物という事で当然のように視聴する気満々だった作品。

世界観としては、統一暦1923年という年代で帝国と協商連合なる勢力が存在している設定となっている。

PVで確認をしたけど、設定上の統一暦1923年というのは、西暦1923年あたりの時代をモデルにしているようだ。

キャラクターの軍服のデザインや、戦闘描写で確認できる戦争のスタイルが西暦1923年あたりと合致する。

西暦1923年というと、日本では大正12年で関東大震災が起こった年で、当時は大正デモクラシー真っ只中であり、まだ軍部は台頭する前で、普通選挙法の制定に向かって庶民と政治が近づいていった時期。

国際的には、第一次大戦によって欧州は疲弊しており、ドイツでナチスのヒトラーがミュンヘン一揆を起こした年。

単純に考えて90年以上前の世界って、今を生きる我々にとってはもう別世界なわけだけど、作品中の統一暦ってしてる時点で、それを気にしなくとも別次元の世界の話。

西暦じゃないから歴史的制約も受けないから、好きに作品の世界を構築できるし、ストーリーの展開も好きにできる

その当時の科学技術や国家の在り方等を参考にはできる。

正直、近現代の世界をモデルにした世界観の作品はなんでか気になるんだよね。

個人的に近現代史に興味があるという事もある。

国の枠組みが、専制君主が国を動かしている封建主義が社会基準の中世と違って、その国に住む人達が国民として主体的に国を動かしていく国民国家同士のぶつかり合いとなり、近現代の戦争は、総力戦になっている。

科学技術の進歩で戦略兵器が登場した現代では、国家間の戦争自体がより多数の国民が命を擦り減らしていくような総力戦ていうのはなかなか起きづらい。

エンターテイメントで国家間戦争を描くとなると、よりリアリティを感じるのは、第二次大戦前の今回幼女戦記で描かれるような年代な気がする。

だからこの時代をモデルにする戦記物は否が応にも注目してしまう。

作品冒頭から、砲の斉射に塹壕で息を潜める兵士の描写が出てくる。

戦争がテーマの一つの作品としては、かなり雰囲気出ていて、戦記物が好きな人には期待をさせてくれる。

1923年当時の戦闘のスタイルを理解する事ができる。

作品としては、あくまで時代背景を参考しているだけで、戦闘描写が当時の戦闘と合致するかというと、細かい部分では違う所も出てくるんだろうけど、イメージとして認識する分には十分過ぎる描写に思う。

歴史の授業だと、教科書に書かれてある文字と写真だけだし、実写だと戦争映画とかでグロ要素も入って来るから、当時の状況をつかむのにアニメは合うのかもしないと思った。

そんな事を考えていると、空飛ぶ兵士が登場wwww

これは作品世界の設定的に航空魔導師というものが存在していて、主人公の幼女ターニャ・デグレチャフもこれにあたるらしい。

まぁそうかと。

アニメはエンターテイメントでドキュメンタリーではないからね。

やっぱり現実ではありえない空想的な要素を入れないとアニメではありませんよねw

ただこうした空想的な設定を入れる事で、現実にはありえない描写を可能にできるのがエンターテイメントの良い所。

航空魔導師という空飛ぶ兵士がいる事で、戦闘での戦術的な描き方にかなり幅が出てくる。

これは戦闘にも期待が持てそうじゃないかなと。

主人公のターニャ・デグレチャフが戦闘力がかなり高いように描かれているし、発するセリフも軍人としてかなりカッコいい事を言っているんだけど、ビジュアルとキャラの合ってない感がすごいwww

声優が悠木碧さんという事で、演技に全く問題はない。

むしろそのビジュアルとその声合いすぎでしょとすら感じる。

ただ立ち振る舞いや言動はむしろわらけてくるwww

1923年当時の軍隊を基本として、そこに空飛ぶ兵士要素を加えて、戦闘の幅を広げるという世界観の設定は良いと思う

ただの戦闘にならずに、戦闘を描く上でアニメというジャンルを最大限生かせる設定。

軍隊+特殊能力というのはこれまでに、いくつものアニメ作品で描かれてきたと思う。

そうなると、重要になってくるのはその他の要素。

作品のテーマ的な物でその作品の出来が変わってくる。

幼女戦記に関しては、主人公ターニャ・デグレチャフの幼女に抱く我々受けて側のイメージとのギャップこそが、作品の世界観を生かす要素なんだと感じた。

ターニャの初登場のシーンで、「なんでだよ」と突っ込みを入れたくなる時点で、作品に引き込まれたと思う。

世界観的に一人だけ異質なキャラがいるだけで、一味違った作品なのではないかと思わせる効果があるようだ。

作品の要素的にこれが一番重要な所なのかと感じた。

てか普通にターニャかっけぇしwwww

戦場の妖精って二つ名もかっけぇww

公式サイトのキャラクターページのキャラ説明には、軍人として優秀だけど、最大の目的が出世して後方で安定した将来を得る為と書いてある。

見た目幼女で軍人として優秀だけど、目的が自己保身で、極めて自己中な内面ていうのも、なかなかに興味をそそられる。

ターニャの存在があるだけで、戦記物としてかなり面白くなりそうな作品じゃないかなと感じた。

にしても1920年代の欧州をモデルにしてる世界設定っていうのは理解できるんだけど、地理的な部分でまんま欧州の地形を使わなくてもいいんじゃないかなと思ってしまう。

これたしか終末のイゼッタもまんま欧州の地形使ってた気がするなぁ。

独自に地形を設定してもいいような気もするんだけど、単純に世界地図的な設定まで考えるのが手間なのか、それとも実際の地形を利用する事で、作品上の世界をイメージしやすくする事を狙っているのかどっちかかな?

確かに実際の地形で描かれた方が、敵味方陣営の国家間の距離感とかつかみやすい。

架空の大陸図とかだと距離感を視覚的に認識しづらい面はある。

帝国の首都がベルンでドイツのベルリンを連想させるし、共和国の首都はパリースィイでこっちはフランスのパリ。

現実世界に寄せて来る事で距離感的にはかなりイメージしやすい

戦記物は基本的に戦争を描く作品であるから、戦争をするにあたって敵との距離というのは重要な要素。

原作の読者なりアニメの視聴者なりに、作品の中で重要な要素を認識させてあげる事は、作品の作り手側にとっての重要な要素だと思う。

単純に小さな親切なのかなとwww

肝心の戦闘も、第1話でターニャが無双する場面が出てくる。

航空魔導師という事で、魔力を弾丸に込めて銃の砲身から射出するという魔力を使った攻撃。

軍隊が出てくる作品で、軍隊VS魔法という描写が描かれる作品はいくつもあるけど、魔法を弾丸で打ち出すのは、俺が見た作品の中では記憶にない。

弾丸によって広範囲への攻撃もできるというような設定も、兵士が空を飛ぶのと同様に戦術の幅を広げる効果がある。

とここまで書いて思ったけど、航空魔導師は、戦闘機の代わりだね

1923年当時は、飛行機がすでに戦闘配備されていた時代。

航空魔導師同士の戦闘は戦闘機のドッグファイトだし、広範囲への攻撃は、戦闘機からの爆撃。

単純な陸地での戦闘から戦術的幅を持たせる為の航空魔導師設定かとおもいきや、俺の中で戦闘機の代わりの設定説が浮上。

なんか違和感はあったんだよね。

1920年代の戦争をモデルにしているのになぜ飛行機が出てこないのかと。

戦闘機の代わりに航空魔導師だとするならば、ある意味この時代の戦争を忠実に再現しているともいえるなぁ。

それでいて、魔法という異能を登場させる事で、エンターテイメント性を高めている。

作品としては、戦記物で戦闘描写が盛りだくさんの上、帝国軍と共和国軍の戦争という世界設定もある意味軍記物の王道をいくもので、さらに主人公が幼女の皮をかぶった化け物というのが軽い感じのダークヒーロー物にしているのもあり、王道にやり過ぎない程度の邪道要素をプラスしている点に興味をそそられる。

1話を視聴した限りでは今後の展開次第でかなり楽しめそうな作品

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