詠舞台「蟲師」千秋楽感想(ネタバレ有り)

先週の、28(土)、29(日)と蟲師の舞台に行ってきたので、その感想。ネタバレ注意。

観に行ったのは、28(土)「雨がくる虹が立つ」と「一夜橋」、
29(日)「緑の座」と「花惑い」、「野末の宴」と「鏡が淵」です。
内容については割愛します。
純粋に舞台の感想を書きます。




この二日間は、前回と違って、前の方で観られたので、いろいろと別物だった。
これが、舞台の良い所でもあり、悪い所でもあるんだろうなぁ。
正直、前方の席と後方の席で同じ値段はちょっと納得いかないかな。
前方1万円、後方5千円とかでも良かったんじゃないかな?

後ろの席との違いは、何よりも映像の演出の感想が別物になる。
映像は、舞台上のスクリーンだけでなく、周りの壁にも映されるんだけど、
会場の前半分にしか映らないから、後ろから見てると微妙だった。
けれど、前の席から見ると、その映像に囲まれてる様に感じられて、感動が全然違う。
特に、「雨がくる虹が立つ」の、虹郎が虹蛇の中に取り込まれるシーンは、
凄い迫力が有った。とても素晴らしかった。

あと、一番感動したのは、役者さんの演技を、比喩抜きで手の届く範囲で見られた事。
会場の真ん中に通路が有って、そこでも役者さんが演技をしてくれるシーンが有るんだけど、
今回は運良く2回その周辺の席を取れてたから、間近でジロジロとガン見する事が出来た。
あれは凄い感動する。言葉では言い表せない。

総評としては、ま~、とにもかくにも演出が課題だと思う。
多分、予算が足りなかったんだろうけど、ちょっといろいろと中途半端で、
厳し目の意見を言わさせて頂くと、「これやる意味あんのか?」って演出が多々有る。
やりたい事は解るんだけど、それを手探りでやってる様にも感じられるし、
何よりも、あのシーンでは演出が有って、このシーンでは何も無い等、どうしても、
「大人の事情」を感じられる部分が多い。

逆に言えば、それだけ可能性が感じられる舞台だった。
「雨がくる虹が立つ」で言えば、前述のシーンは勿論、虹郎の父が虹蛇に触れて、
取り憑かれる演出も素晴らしかった。
「花惑い」では、佐保が接ぎ木されそうになった時の「嫌だ」の演出。
「鏡が淵」では、水鏡に関する演出。
等々、目を見張るものは間違いなく有った。
けれども、お粗末な点の方が多く、どうしても気になる。
見てる最中は、「どうしてこのシーンで何も演出無いの!?」ってモヤモヤしてたもんだけど、
冷静になって考えてみれば、そりゃ予算が足りなかったからに決まってんだろうと気づいた。

なので、生で見た人、ニコニコで見た人、見られなかったけど興味がある人は、
DVD買いましょう。どんどん買いましょう。

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調べてみたら、最安で9千円台で買えます!
舞台だと、一回の公演につき2話で8千円台かかった。
DVDだと、6話全部入ってこのお値段ですから、お得お得!
さらに、映像加工が施されてるから、演出部分がパワーアップしているみたいですよ!

最後の舞台挨拶で、「蟲師の舞台はまだまだこれから」みたいな事を、
役者さんたちが仰ってくれていたので、今回の舞台の評判が良ければ、
もっと演出を強化した、より完成度の高い舞台が観られる筈。
まだ公演されていない話は幾らでも有るので、全話観られる事を願いながら、
応援し続けたいと思います。

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